NYT
連邦判事は火曜日午後、ドナルド・トランプ大統領によるロサンゼルスでのカリフォルニア州兵部隊の使用を直ちに制限するというカリフォルニア州民主党のギャビン・ニューサム知事の要求を却下した。
ニューサム知事はチャールズ・ブレイヤー連邦地裁判事に対し、数千人の州兵のロサンゼルス配備をめぐるトランプ政権に対する知事の訴訟が進行している間、連邦軍の強制活動を連邦所有地の「すぐ近く」に限定するよう求めた。
州兵部隊はすでにロサンゼルスに到着し、移民取締りに抗議する暴徒から連邦政府の建物や職員を守っている。
木曜日の午後、裁判所はこの問題に関する審問を行なう。
ニューサム氏の即時差し止め命令の要求を却下した判事の決定は、移民税関捜査局の活動に反対して金曜日に始まったロサンゼルスでの5日連続の暴動に続くものである。
暴動の映像には、デモ隊が車両に放火したり、警官隊に暴行を加えたりする様子が映っている。 ロス市警によると、この暴動で多数の警察官が負傷している。
トランプ大統領は当初、2,000人の州兵をロサンゼルスに派遣するよう命じていたが、月曜日にはさらに2,000人をカリフォルニア州に派遣すると発表した。ピート・ヘグセス国防長官も月曜日、キャンプ・ペンドルトンから700人の海兵隊員をロサンゼルスに派遣すると発表した。
ドナルド・トランプ大統領が派遣を約束した州兵部隊の主な役割は、連邦政府の財産と連邦政府職員の保護である。
州兵部隊は「連邦政府の職員と財産の保護と安全を確保するために合理的に必要であると国防長官が判断する軍事的保護活動を行うことができる」とホワイトハウスは部隊の派遣を発表した際に説明した。
火曜日に発表された新しい世論調査によると、ドナルド・トランプ大統領がロサンゼルスに州兵を派遣するという決定を支持する有権者が半数以上いることが明らかになった。
RMGリサーチが1,000人の登録有権者を対象に月曜日に実施した世論調査によると、52%の回答者が、激しい街頭抗議デモに直面して州兵をロサンゼルスに派遣するというトランプ大統領の決断を「強く」または「ある程度」支持していることがわかった。
アメリカの有権者の42%は大統領の行動に賛成していないが、7%はカリフォルニアの都市への軍隊の派遣について「わからない」と回答している。
関連記事
ヘグセス長官、民主党のLA派兵批判に反撃
LA暴動は全米へ広がるのか?
LA暴動鎮圧のため海兵隊を州兵に増派するヘグセス
Federal Judge Denies Newsom’s Request to Restrict National Guard in LA
Virginia Allen | June 10, 2025